仕事している。
生活出来ている。
今までなら頭で感謝しているつもりでも、それが日常として当たり前になっていたかもしれない。
この環境と健康があることに、これまで以上の感謝を噛み締めながら、これからも生きて行かなければならない。
「こんな時期に○○〜するなんて不謹慎…。」
周囲のママさんの間や、ネットなどでも、よく見られる発言。
果たしてどこからどこまでが「不謹慎」なのか?
今、震災や原発以外のたわのない話題で笑い合ったら不謹慎なのか?
子供にお腹いっぱい食べさせてあげることは不謹慎なのか?
会社やお店が営業を再開することは不謹慎なのか?
車がなくては仕事にならない人が車を使ったら不謹慎なのか?
「不謹慎」の確かなボーダーはない。
「誰が被害者で、誰が被害者でない」というボーダーもない。
今それを議論することも、誰かがハッキリと決めることも、何の意味も持たない。
「自分より悲惨でつらい状況下にいる人」と比べて「自分が平穏無事だから幸せ」なのでなく、
「自分は幸せだから不幸な人のために」とややもすると上の立場からにもなりかねない気持ちでエールを送るのでも決してなく。
「今の自分に何が出来る?」と自問自答した時、ただ祈るだけではなく、ただ節電や募金をするだけではなく、無理な買占めをしないだけでももちろんなく、
出来る限り、今まで通りの生活を精一杯送っていくこと、それで経済効果も上がり、復興も進み、日本全体がきちんと前進していけること・・・。
身勝手なようで、でも今抱えている全ての問題の先に繋がるとても大事なことなのだと、ようやく思えるようになりました。
自然災害は怖い。人間は弱いのかもしれない。
でも人間は強い。一緒に泣くこと、一緒に苦しむことだけではなく、一緒に進むことも、一緒に笑うこともできる。
私は人間の力を信じています。