震災、津波、原発、計画停電、放射能、ヨウ素、セシウム・・・
この間にどれほど多くの予測できない事態をむかえ、聞きなれない言葉を耳にし、毎日、毎日、さらに、さらに、と襲いかかる不安を抱えてきたことでしょう。
何が安全で、なにが安全でないのか、安全とは何をどこまで仮定して、どこまでどうであることが安全なのか。
何を、誰の言葉を、信じてよいのか、二転三転する事態に、国民の不安は煽られるばかり。
ですが、沢山の情報、選択肢が用意される中、何を信じ、どうするのかを選び、決めるのは、いつも自分。
そうでなければ、何か起こってしまった時にきっと、誰かを責め、ぶつけどころのない憤りをぶつけたくなるから。
一方、悪いニュースだけではなく、確実に前進していると感じられることもちゃんと存在する。
心配していた家族や友達の安否の確認がやっととれた。声を聞けた人もいる。
ガスが復旧した場所もある。
昨日まで通れなかった道が通れるようになった場所もある。
10日程前、ようやく連絡のとれた被災地にいる家族から「海藻」を買っておいて欲しい、と頼まれたものの、東京のスーパーでも既になく、「スピルリナ」を思い出したAちゃん。
でもどうやって届ければよいのか、なす術がなかったところから、少しずつ、少しずつだけど、道がつながり、宅配業者の配達可能な地域も少しずつ増え、希望を持って待っている。
メディアで大きく取り上げられないところでも、懸命に復旧作業にあたっている人が沢山いる。
一人でも多く・・・。一日でも早く・・・。
一言ではどうにも言い表せない様々な思いを・・・願ってやみません。