2005年03月07日

3年前の今日・・・

 1年前に書いた日記です。バッド(下向き矢印)

 2002年3月7日、そう、2年前の今日、会社帰りの夜道でひったくりに遭いました。あれから2年経った今でも、眠れない夜があります。盗られた現金等は、授業料だと諦めることは出来ても、心に受けた傷は、今でも癒えることはありません。

 何度忘れよう、考えまい、としたことでしょう。それでも、あの夜、背後から二人乗りのバイクが歩道に乗りこみ、すれ違いざま、後部座席の男に自転車のカゴをぐいと引き寄せられ、急にハンドルが重くなったこと、その重さが、手を離されたことで今度は急にふっと軽くなったことを、体が覚えているし、次の瞬間、自分のバックが自分の目の前で宙に浮いたときの信じられない光景が今でも頭から離れない。

 前向きだけが取り柄の私ですが、あの時ばかりは、何も手につかず、何も喉を通らず、昼間であっても一人では外も歩けない、という普通でない生活が続きました。夜は当然眠れず・・・やっと寝付くことが出来ても、夢に出てくる無数のバイクとまぶしいライト、鳴り響く爆音が、ゆっくり眠らせてはくれない。このことを、私は、友人にも、主人以外の家族にも、しばらく告げませんでした。心配かけまいと話さなかったのではありません。話すことを思いつくことも出来ないほど、放心状態になってしまっていたのです。

 その後、久々にパソコンのメールを開いてみると、ある二人の友人からメールが届いていました。私の近況など知るはずもない、彼女らからのメールは、どちらも、重く暗い内容の相談事でした。おせっかいな性格のせいか、昔から相談事をもちかけられるのは日常茶飯事ですから、その日同時に二人からの相談が来ても、何の不思議もありません。ただ、正直、とても他人の相談になど乗ってあげられる心境ではありませんでした。あの時の私は、何も信じられず、何も考えられず、これからどう前を向いて生きていったらよいのかも分からないような有様でした。
 
 それでも、いつもはすぐにメールの返事をしている私からの返事が来ないことで、何か心配させてはいけないと、自分の事には一切触れず、それぞれにお返事を書き始めました。そして気が付くと、私は真剣に、本当に真剣に、彼女らの相談事について一緒に悩み、夢中になって、少しはアドバイスになるであろう返事を書き連ねていたのです。

 自分のしていることに、自分で驚きました。自分のことも満足に考えられない状態だった私が、他人のために、悩んで悩んでアドバイスなどしているのですから。その時「ああ、私にもまだ出来ることがあった」と救われる思いでした。相談に答えているのは私の方であるにもかかわらず、こんな私を信じて頼ってくれたこと、そしてそれに精一杯応えていること、そのこと自体が、私の救いになったのです。「私はまた前を向いて歩いていける」そう思えました。

 このことは、私に驚く程、希望を与えてくれました。「人のためになることをしたい。人を喜ばせたい。そうすることが私の幸せにつながる。」ずっとずっと漠然と思っていたその思いが、以前より一層強くなった瞬間でした。


 あれから3年、上の日記を書いてからも1年経ちました。今でも、特に薄暗くなってからのバイクの音を耳にすると、一瞬あの悪夢が頭を過ぎりますが、それでも、ずいぶん楽になりました。マミィは今、元気です。

 3月7日は、マミィにとって、今の自分を立ち止まって振り返る日になりました。あの時の犯人は、今頃どこで何をしているんだろう?

 警察に聞かれて答えた被害額のほかにも、お財布にお金が入っていたことを、しばらく経って思い出しました。

 お正月に帰省すると、実家の母が、キティちゃんのポチ袋に入れたお年玉をくれました。ポチ袋の裏には、嫁に行った娘への直筆のメッセージ。マミィはそれを、中身のお金はそのままにして、お守り代わりに、お財布に入れて持ち歩いていました。それが2年分。

 もはやマミィにとっては、「お金」という認識はなく、「お守り」だったので、警察に被害額を聞かれた時に、「お金」として思い出せなかったんです。

 犯人達は、マミィのバッグを奪って逃走した後、ゆっくり中身を物色し、お財布(お小遣い用のと、家計用のと2つ)以外は、捨てました。マミィのバッグは、後日、落し物として拾われ、交番に届けられていました。

 マミィは考えました。あの時、犯人達が、お財布の中身を物色して、お金のほかに、あきらかに、違う扱いでお財布に入っていた、マミィの「お守り」を発見する。もしかしたら、発見しなかったかもしれないけど、発見したとします。

 それを見た時どう思ったのかな・・・。嫁いでいった娘が、母の愛を、肌身離さず持ち歩いている。中にお金が入っているのに、それをお金以上に大切なものとして扱っている。

 はたから見たら、ただの、お金入りのキティちゃんのポチ袋なのかもしれない。でもマミィにとっては違った。

 犯人が、それを見て、たった一度でも、ほんの一瞬、ほんのわずかにでも、良心を痛めることがあったのなら、全てを許すことは出来なくても、マミィはどんなに救われるだろう・・・。

 そんなこと、考えても、知るすべもないことだけど、何度もそう思いました。そうでなきゃ、自分がつらすぎたんです。

 3年経っても、細かい部分まで、本当によく覚えています。あの頃、その後どう生活していたかだけ、しばらくぽっかり忘れていたような気がするけど、逆に今の方が、思い出せます。元気になって、冷静に振り返ることが出来るようになった証拠かな?



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posted by マミィ at 23:58 | Comment(1) | TrackBack(0) | マミィのつぶやき
この記事へのコメント
こんばんは、マミィさん。ゆうの と申します。初めて書き込みいたします。
日記を読んで、思わずコメントしています。本当に大変な思いをされましたね。心がギュウッと痛みました。  私ももう、十年以上前の話ですが、同じような感じで大変な目にあいました。今では時に思い出す程度になりましたが・・・。マミィさんがその事をこうやって、お話されることで、辛さが無くなる事は無くても変わってきているのかな、と思いました。
生きていたら、自分に何の落ち度がなくても理不尽なことに遭遇したりするんですね。本当に悲しいことです。でも、生きていたら倒れたままじゃいられないんですね。人ってよくできたものです。

私もこうやって、書き込んでいると涙はでますが、実は救われています。ありがとう、・・・マミィさん。

独りよがりな書き込みで申し訳ありませんでした。
でも、マミィさんの日記で今日とても救われている人間が一人いたことをお知らせしたかったのです。おゆるし下さい。  明日からもにっこり笑っていきましょう!
Posted by ゆうの at 2005年03月09日 01:39
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