何度も書いていますが、騒音問題は本当に難しい問題だと思います。騒音問題は、隣人トラブルの中でも、一番多く、一番こじれやすく、一番解決しにくいということも不動産会社に効いたことがあります。
ひとくくりに「騒音問題」と言っても、それぞれ状況も違えば、それぞれ人の感じ方、考え方も違う。不動産会社や、管理会社の対処方法によっても、上手に取り持ってくれることもあれば、そうでない場合もあります。
法的なことはよく分かりません。マミィが思っている以上にミユは実は騒がしい子供なのかもしれませんし、相手が過敏な方なのかもしれませんし、建物の構造上の問題なのかもしれません。
故意であったり悪意があってのものではない生活音レベルのものだと、一概にどちらが加害者で、どちらが被害者、と決められるわけでもないと思います。
マミィの場合、いくらそれが、罪のない子供の歩く音が原因だったとしても、相手が「神経がおかしくなる」とまで言っていると聞けば、法的にどうであれ、素直に申し訳ないと思いましたし、そういう意味では立派な加害者です。
でも、そのために、たとえ相手に迷惑をかけることは防げたとは言え、1週間以上、子供が歩こうとする度に、あれこれ悩んだり、子供が歩かないように抱きかかえてじっとして過ごしたり、なるべく家にいる時間を短くするために、用もないのに長時間外出して、挙句の果てに親子で風邪をひき、せっかくのGWに寝込んでいるようじゃ、生活も精神状態も、普通の生活が保障されているとは言い難いですし、そういう意味では、こちら側も、立派な被害者です。
どちらか一方でも、「こっちが被害者」という考えを少しでも譲らなければ、問題はそこから一歩も進まず、お互いがお互いに「我慢」をして暮らすことになります。
本当は、どっちが被害者とか加害者とかでなく、「お互い」が、気持ちよく暮らしていけるために、考えたり、話し合ったり出来ればいいのになぁ、と思います。
騒音問題に限らないことだと思いますが、「お互い」がそういう気持ちで、「お互い」のことを考えられれば、「我慢」は「我慢」ではなく、「思いやり」に変わるのになぁ、と、思います。
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